冨貴書房ブックレット 02
『ウランとみそ汁』
『ウランとみそ汁』
文:冨田貴史
絵:冨田栄里、川村若菜装幀:川邉雄
全44ページ
2019年8月9日に完成しました。
絶賛、ご注文承っています。
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◎1冊ごとの価格(税込み)
1冊~4冊=550円
5冊〜9冊=450円
10冊〜29冊=400円
30冊以上=350円
10冊〜29冊=400円
30冊以上=350円
◎メールでのお問い合わせ
fukishobo@gmail.comにメールをください。
メール件名に「ウランとみそ汁希望」と書いていただければ、
本文がなくてもお返事をさせていただきます。
<この本をつくったいきさつ>
この本は、ウランが生まれてからの歴史、微生物が生まれてからの歴史、人とウランの出会い、人と微生物の出会いと、これからについて書いたものです。
そして、ウラン爆弾が投下された後の広島や長崎や、原発事故後のチェルノブイリ周辺でみそ汁が取り入れられてきたという事実にスポットを当てています。
中央味噌研究所や広島大学でおこなわれて実験結果や、みそ汁を養生食としてたしなんできた伝統文化についても紹介しています。
ウラン、放射能、微生物、みそ、そして私たちの未来に向き合っていく助けになればと願っています。
ここに書いたことは、広く誰にでも読んでいただきたい内容です。
福島第一原発事故後、「◎◎は放射能対策になる」ということが語りづらい空気が広がっているように感じます。
その理由の一部はよく理解できます。
放射能から身を守るために、もともと「避難したほうがいいのでは」と思っていた人が「◎◎を食べていれば大丈夫」という言葉を聞いた後、その言葉を暗示のように信じ込んで、避難をやめる、ということが起こることを危惧する、という話を聞いたことがあります。
情報を暗示として受け取ることは危険ですし、広める際もここに細心の注意を払ったほうがいいでしょう。
一方で「放射能は人体に影響を及ぼさない。よって放射能対策は必要ない。」というスタンスから、あらゆる放射能対策の効果を否定するという動きもあるようです。
そのことが影響して「放射能から命を守るために、どんな暮らしをしたらいいのか」ということを話題にすらできない、という話をよく聞きます。
それでは、言論の自由が奪われた世界のようです。
わからないからこそ、考える。
わからないからこそ、話し合う。
わからないからこそ、試してみる。
そのための一助になるようになるものを書けたらと思って作ったのがこの本です。
「わからないことがあったら本を書け」という言葉があります。
「みそは絶対に放射能対策になる」と言い切れなくても、そのことについて語っていい、という空気を作る一人になれればと願っています。
どうぞよろしくお願いします。
冨田